◆『明日の約束』でさすがの演技をみせる井上真央
井上演じる高校のスクールカウンセラー・藍沢日向が、ある不登校の男子生徒の不可解な死の原因を究明していくヒューマン・ミステリー。
“毒親”とも言える過干渉な母親とのいびつな関係に悩んで育ってきた日向は、生徒の死からさまざまな問題と向き合い、人の心の闇と対じしていく中で、日向なりの“親子のカタチ”を導き出していく。
いわゆる「アイドル俳優」はほとんど出演しない。いじめや毒親など人間の嫌な部分をついてくる暗いドラマだが、丁寧に伏線を重ねているので、ストーリーに深みがあり。
"毒親"に苦しむ生徒たちの相談に乗りつつ、自らも"毒親"に苦しむというモラハラ被害者の心理を、細かい表情からそこはかとなく表現している。子役の頃からのキャリアと、役作りを繊細に行う彼女ならではの名演技といえよう。
井上真央のこと
2017年10月期・火曜夜9時 連続ドラマ「明日の約束」井上真央主演!誰よりも人の心に寄り添うスクールカウンセラーが突如発生したこの世でいちばん謎が残る死の原因を究明するヒューマンミステリー。
・連ドラ初主演は映画化もされるなど大ヒット
『花より男子』(2005)
脚本:サタケミキオ、藤本有紀、高橋ナツコ
原作:神尾葉子
出演:井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太
その後、続編と劇場版が制作された
子役を卒業後、ブレイクを果たしたのが初主演の「花より男子」(05年、TBS)の牧野つくし役。
神尾葉子の人気コミックを原作に、極貧ヒロインと財閥の御曹司の恋愛やF4と呼ばれるスーパーセレブの仲間の友情をコミカルに描いて大ヒット。
つくしと司の掛け合いは微笑ましいほどにピュアかつ元気いっぱい。逆境にめげることなく正義を貫こうとするつくしを演じる井上真央は、まさにはまり役である。
上野はヒロインの「つくし」のイメージと離れているとの理由で、井上が新たにキャスティングされたのだそう。これにより『花より男子』は井上の代表作となり、子役のイメージを払拭することにも成功した。
井上は上野樹里の代役からチャンスをつかんだといわれている
日本中にブームを巻き起こした人気TVドラマ「花より男子」シリーズの完結編となる劇場版! 出演は井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力ほか。
@eseny 結果的に、かつて内田有紀主演でドラマ化されて今更感のあった井上真央版「花より男子」は大ヒットしたし、フジテレビの上野樹里版「のだめカンタービレ」は大ヒットしました。
急遽の企画でもそういうことはあるので、まあその辺は何とも言えませんねw
劇場版『花より男子』(内田有紀版、1995)
◆ドS演技が評判の『監獄のお姫さま』の満島ひかり
ドラマは、馬場カヨ(小泉さん)ら罪を犯した5人の女と1人の女刑務官が、ある男への復讐を企てるものの、その犯罪計画は穴だらけというコミカルな“おばさん犯罪エンターテインメント”。
クドカン自身がもはや、満島にブチ切れさせることを楽しんでいるとしか思えないレベルで「いい加減吐いたらどうなのよ!」と板橋に回し蹴りする先生、晴海からの電話に出て犯人グループとの死闘のフリを熱演する先生、刑務所に出戻りした小島に激怒する先生……。
クドカン=宮藤官九郎
厳しくも優しさを持ち合わせた刑務官を熱演する満島に対し、「かわいすぎました。かっこよすぎました。最高です」「ホント、もう、先生が、かっこいいなあ…壁ドンされたい…」「満島ひかり、特に好きじゃなかったけどドS演技にハマる…」という声が多数集まった。
・連ドラ初主演作にして「東京ドラマアウォード」主演女優賞受賞
満島ひかりが、7月スタートの日本テレビ系新ドラマ『Woman』(毎週水曜 後10:00)で民放連続ドラマ初主演を務め、シングルマザー役を熱演。
不慮の事故で夫を亡くした主人公・青柳小春(満島さん)が、貧しいながらも愛する子供2人のために強くたくましく生きる姿を描く物語。
『Woman』(日本テレビ)に主演した女優の満島ひかり(28)が『東京ドラマアウォード2014』で主演女優賞、連続ドラマ部門の作品賞・優秀賞を受賞。